「7代目タイガーマスクプロジェクト」発表会見が24日、都内で行われ、格闘家の武尊(31)が7代目のタイガーマスクとして登場した。
昨年6月19日に行われた那須川天心(24)との「THE MATCH」での判定負けから1年。武尊が正義のヒーロー・タイガーマスクとして再出発する。
今回のプロジェクトはプロレスデビューを意味することではなく、あくまでも社会貢献活動が目的。ベージュのスーツで初代タイガーマスク・佐山聡さん(65)とともに登場した武尊は「いろんな会見やってきたけど、今日が一番緊張してます」と「両親の影響でプロレスの試合をいっぱい見ていたんですけど、初代タイガーマスクに強さへの憧れをもって。子どもたちへの優しさにも感動して。強い人は優しい。たくさんの人に夢や希望を与える人なんだな」と続けた。
その上で「僕も同じように子どもたちに夢を当たる与えられるように試合をしてきた。もっと、もっと、タイガーマスクという名前を世界に広げて、たくさんの子どもたちにパワーを与えられる選手でいたいと思います」と決意表明した。
「格闘家と同時に保育士にもなりたいと思っていた」と告白した武尊。今後、7代目タイガーマスクプロジェクトとして養護施設出身者の自立支援を中心とした社会貢献活動を行っていく形となる。
会見では、尊敬する佐山さんから新たに作成した7代目専用マスクを手渡しされ、かぶせてもらう一幕も。その場でマスクをかぶって会見を続けた武尊は「うれしい気持ちと身が引き締まる気持ちです」とニッコリと笑った。
あくまでも社会貢献活動が目的とされた今回のプロジェクトだが、「今後、タイガーマスクとしてリングに立つことは?」と聞かれると、「今のところは予定はないんですが、それをすることでタイガーマスク・プロジェクトが広がっていくのなら、考えたいと思います。しっかり準備して、そういう舞台もあるといいのかなと思います」と含みを持たせた。(中村 健吾)