◆パ・リーグ オリックス8―0楽天(23日・ほっと神戸)
オリックス・山下舜平大投手が7回2安打無失点、5奪三振の快投で今季プロ初勝利から無傷の4連勝を飾った。150キロ台の剛球とブレーキの効いたカーブに加え、フォークをアクセントにイヌワシ打線を圧倒。二塁すら踏ませなかった。前回14日のソフトバンク戦(京セラD)は3巡目に入った6回に4連打を浴びてつかまったが、この日は難なく3者凡退に仕留めた。
登板前には丼物を食べるのが“験担ぎ”。この日はイベリコ豚丼を頬張り、「めちゃくちゃおいしい。やばいです」と大満足の表情でマウンドに上がり、快投した。
打線も山下を強力援護だ。日米通算192勝を誇る楽天・田中将を5回途中10安打7得点とKOした。1点リードの3回1死満塁では頓宮が左前2点打。4回には昇格即スタメン起用された野口が右翼線適時二塁打で4点目を追加した。さらに、5回無死から連打で二、三塁とし、再び頓宮が左前適時打。ここで、たまらず楽天ベンチは交代を告げた。
チームは4連敗のあと、連勝で再び上昇ムード。20歳のモンスター右腕が勢いをつけた。