日本ハム・上沢直之投手が5勝目を懸け、24日・ソフトバンク戦(エスコン)で先発登板する。前回の17日・西武戦は9回9奪三振で5年ぶりに完封勝利。「前回よかったからこそ、明日の登板の重要性をすごく理解しているし、一発だったら誰でもできる。続けて結果を残すことがすごく大事。1イニング、1人でも多く投げられたら」と2戦連続の快投を誓った。
対するソフトバンク打線には、今季初対決となった4月29日の一戦で7回1失点と好投し、白星を挙げている。10奪三振をマークするなど好投が光ったが「やっぱりいい打者がたくさんいるし、どこからでも長打、ホームランが出る。そこだけ気を付けていきたい」と丁寧な投球を心掛け、鷹狩りに挑む。
プロ12年目。積み上げた投球回数は994回1/3となった。節目の1000投球回を間近にする右腕は「プロに入った時は1000イニングも投げられると思っていなかった。すごくうれしい。まだまだこれから伸ばしていけたらいいし、改めて2000イニング投げている人の偉大さも感じます」と笑顔を見せた。23日は本拠地でダッシュやキャッチボールを行い、最終調整。背番号15にとっては通過点に過ぎないが、先発の役目を全うすれば今回の登板で節目は超える。頼れる背番号15は「またいい成績を残したい」と意気込みを口にした。