◆イースタン・リーグ ロッテ1―8DeNA(21日・ロッテ浦和)
DeNAのトレバー・バウアー投手が、16日の広島戦(横浜)から中4日で調整登板。6回97球を投げ、8安打1失点だった。力のある最速156キロの直球に変化球を効果的に織り交ぜ、すべて空振りで10奪三振。前回は2回7失点と広島打線につかまったが、この日は粘り強く最少失点で踏ん張った。
初回、ロッテ先頭の山本大にカウント1―1からの3球目、真っすぐを運ばれる先制の左越えソロ。いきなり失点を喫した。3回には連打で無死二、三塁とピンチを招いたが、ここはギアを上げ山口、松川を連続三振。追加点は許さなかった。5回を除く毎回安打を許したが、ホームは踏ませず最少失点で予定の6回を投げ切った。
試合後、バウアーは「最初の2イニングの振る舞いはよくなかった。申し訳ないなと思う。力を入れて投げようと思ったときはいいボールがいったと思うけど、頭の整理ができてない。なかなかいい言葉が見つからない」と不満げに振り返った。3回以降はらしさも見せ「最初の2イニングは自分らしくない投球だったと思うけど、3回以降自分らしく投げようともう1度考えて投げることができたので、そういう内容に近づいたのかな」と分析した。
受けた上甲は「きょうはランナー出るまではギアを全然抑えてた。ランナーが出てからは腕の振りも強くなりましたし、腕を振った方が変化球とかもクルクル回ってた。一番はそこかなと思います。全部が緩んじゃうと安打を重ねられたように、打たれちゃうと思うんで」と話していた。