【六大学準硬式野球】慶大が2季連続13度目の優勝 4番・佐藤が決勝の適時三塁打

スポーツ報知
2季連続12度目の優勝を果たした慶大

◆六大学準硬式野球春季リーグ戦 慶大8―7法大 2回戦(21日・法政大学多摩グラウンド)

 慶大が乱打戦を制した。3点を追う4回、失策で1点を追加すると、2死満塁から好調の山賀雅史(3年)=都昭和=が、しぶとく中前にはじき返し一時逆転。しかし、その裏に4点を奪われ再逆転を許した。3点ビハインドの7回、主将の中野孝亮(4年)=慶應義塾=の右前適時打で1点を返すと、なおも2死満塁から4番の佐藤遼平(3年)=桐朋=が、「弾道は低かったけど『超えろ!』と思って走っていた」と決勝の中越え適時三塁打を放ち、再々逆転に成功した。「チャンスで回ってくることはわかっていたので、冷静になりつつ思いは強く持っていた」。

 守りでは、5番手のMAX149キロ右腕のエース・日比谷元樹(4年)=慶應義塾=が、4回途中からマウンドにあがり好救援。気迫の投球で無失点に抑えた。慶大は7投手の継投で法大の追撃を阻止。胴上げ投手の長谷川優太(3年)=慶應義塾=が最後の打者を空振り三振に仕留め、マウンドに歓喜の輪ができた。2季連続13度目の優勝に主将は「苦しい試合でしたが、仲間を信じて勝ち切ることができてよかったです」と涙を浮かべ笑顔で語った。

 優勝した慶大は6月3、4日に行われる「第74回全日本大学準硬式野球選手権大会予選会」に出場することが決定。決勝打を放った佐藤は「全日本優勝という目標を掲げて新チームが発足した。ようやくそのスタートラインに立てたので、圧勝できるようコンディションを整えて挑みたい」と意気込んだ。

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