福岡県飯塚市の「麻生大浦荘」で21日に1日目が指されている将棋・第81期名人戦七番勝負第4局は正午、昼食休憩に入った。午後1時に再開される。
勝負めしは渡辺明名人は「にぎり寿司膳(わさび抜き)」。お吸い物も具の多さが目立つ。
挑戦者・藤井聡太六冠=竜王、王位、叡王、棋王、王将、棋聖=は「かしわめし御膳」。「かしわめし」は炊いたご飯に、かしわ(鶏肉)、ごぼう、にんじんなどを煮詰めて混ぜた福岡のソウルフード。農林水産省のサイト「うちの郷土料理」は「祭りやハレの日など人寄せの際にも食されている」と記している。ざるそば、天ぷらなどもセットでボリュームたっぷりだ。
対局は26手までのスローペースで、先手・藤井が1時間以上かけて27手目を考慮中。消費時間は先手・藤井が2時間4分、渡辺が41分。