同期の竹之下智昭騎手が20日で引退しました。競馬学校に入った15歳からの付き合い。調教助手への転身なのでトレセンから離れるわけではないと分かっていても、辞めると聞いた時はさすがに寂しかったです。98年デビュー組の現役は4人になりました。
そのタケちゃんが「騎手生活の一番の思い出」と語ったのが、4年前の日本ダービー初騎乗。酒井学も含めた同期3人で一緒に乗ったあの“祭典”は、僕にとっても最高の瞬間として深く記憶に刻まれています。これから裏方に回ることになる彼には、名馬をつくってほしいと願っています。
日曜は3頭どれもチャンスがありそうです。ジェットエンブレムは前走が頭差の惜敗。1400メートルへの延長がカギになりますが、持っている力からすれば十分やれていいと感じています。
ダート1200メートルですっかり安定したメイショウネムノキも、あとひと押し。ジューンアースは先週の追い切りの動きがとても良く、クラス2走目でさらなる前進が期待できます。
(JRA騎手)
▼池添謙一騎手・5月21日の騎乗馬
【京都】
1R メイショウネムノキ A
6R ジューンアース A
11R ジェットエンブレムB
(本紙評価)