巨人の松井颯投手が、21日の中日戦(東京ドーム)でプロ初登板初先発に臨む。
22年育成ドラフト1位の大卒右腕は、2軍で結果を残して15日に支配下登録され、そこからわずか6日での1軍デビューが決定。
球団史上初の育成新人初登板勝利へ向けて「緊張感はやっぱりありますけど、やってやるぞという気持ちの方が強い」と意気込んだ。
2軍では150キロ超の直球に加えてカーブ、スライダー、シンカーなど多彩な球種を武器に先発ローテに定着。7登板で2勝1敗、防御率2・01と抜群の安定感を見せて支配下登録をつかみとった。
20日は東京ドームでキャッチボールなどを行って最終調整。週末とあって多くの観客の前での登板が見込まれる中、「本拠地で投げられるのはすごくうれしいこと。お客さんもいっぱい入ると思うので、その中で自分の投球ができるようにしたい」と力を込めた。
◆松井 颯(まつい・はやて)2000年9月14日、東京・清瀬市生まれ。22歳。中学時代は清瀬ポニー。花咲徳栄では現日本ハム・野村佑希と同級生で、3年夏に背番号15で甲子園出場。明星大から22年の育成ドラフト1位で巨人入団。178センチ、83キロ。右投右打。