オリックスから巨人にトレードで加入した鈴木康平投手(29)が18日、東京の球団事務所で入団会見を行った。背番号32のユニホームに袖を通した右腕は「年齢層も若いので、中継ぎの柱となって引っ張っていけるように頑張りたいと思います。自分を信じてチームに貢献できるように、腕がちぎれてもいいぐらい、腕を振って投げたいと思います」と意気込んだ。
17日に広岡大志内野手(26)との交換トレードが成立。大塚淳弘球団副代表は「ご存じのように、7回、8回、9回が不安で、負の連鎖を断ち切る投手が欲しかった。鈴木投手が8回におさまれば、チームとしても安定した戦いができるなと思い、獲得しました」と経緯を説明した。
最速158キロの直球を武器とする鈴木は、昨年までK―鈴木の登録名でプレー。19年は1軍で全て先発として19登板で4勝を挙げ、21年にはリリーフとして34登板、防御率3・04の成績を残してリーグ優勝に貢献した。昨年は14登板、登録名を本名に戻した今季はここまで1軍登板なしだが、ファームで力強い球を投げていた。
会見後はヤクルト戦(神宮)を戦う1軍に合流する。