【宏太‘Sチェック】僕なら代表に呼ぶ「コンサの心臓」田中駿汰

13日の湘南戦相手とで競り合う札幌DF田中駿
13日の湘南戦相手とで競り合う札幌DF田中駿

◇J1第13節(13日・レモンガススタジアム平塚)札幌4-2湘南

 序盤はペースを握った湘南戦だったが、追加点が取れない時間が続いて逆転されてという、負けてもおかしくない流れだった。それでも再逆転して勝てるのは力のある証拠。浅野がのっているし、小柏も触発され、攻撃陣が活性化されている。攻撃に関して褒める点はたくさんあるが、今のコンサドーレの心臓は田中駿汰だなと感じている。

 彼は淡々とやっているように見せながら、高いレベルのプレーができる。ここが足りないという点がない総合力に加え、1対1が強く順応性もある。常に安定した戦い方をできる選手は、Jリーグを見てもそうはいない。湘南戦は森保代表監督が視察していて、浅野や小柏の代表入りを期待している声も多いが、僕なら駿汰を一度呼びたいと思う。

 以前はボールを持っても前に少しドリブルしてからパスしたり、安全なプレーが多かった。今はダイレクトで前にはたいたり、同じ右サイドの金子らにスムーズにボールを入れられるようになった。ヘッドで同点弾を決めた小柏への右クロスも、まず一番遠くを見るという鉄則ができているから。これまでの札幌は左の福森からのチャンスメイクが多かったが、今は右サイドも機能していることが結果につながっている。駿汰の牙城を崩せなかったことが湘南の敗因だったと言えるくらい、素晴らしい働きだった。

(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

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