◆明治安田生命J3リーグ第10節 岩手3―2八戸(14日・プラスタ)
「Jリーグ30周年記念マッチ」として行われた「南部ダービー」は、アウェーの岩手が3―2で八戸に勝利。連敗を3で止め、4月2日の福島戦以来5試合ぶりの勝ち点3をつかんだ。
かつて同じ南部藩に属していた町のダービーマッチ前には、岩手の秋田豊社長と八戸の熊谷浩二GMがトークショーを開催。J1鹿島の黄金期を築いた2人がJの30年間を振り返った。
現役時代は強烈なヘディングで相手FWを震え上がらせていた秋田氏は「僕にとっては格闘技でしたから」とニヤリ。熊谷氏は「入団したときは違う競技かと思いました。60分一本勝負みたいな」とプロレスを連想させて笑いを取った。
さらに「僕は髪が大事だったので…。(ヘディングの)やり過ぎはよくないですよ」と秋田氏の頭部をのぞき込むと、両チームのサポーターは大爆笑。秋田氏は「ヘディングが理由でハゲたわけじゃないからね」と応戦した。
息もピッタリの2人は、ともにチームの強化にまい進する毎日。試合は岩手の勝利となったが、今後も名勝負が繰り広げられそうだ。