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【番記者の視点】湘南、札幌に圧倒され4失点で3連敗…前半6分の失点から見える「甘さ」

スポーツ報知
後半30分、左足で逆転のゴールを決めるJ1札幌のMF浅野雄也(中央)=カメラ・ 砂田秀人

◆明治安田生命J1リーグ 第13節 湘南2―4札幌(13日・レモンS)

 【湘南担当・後藤亮太】湘南が札幌に2―4で敗れ、リーグ戦3連敗で6戦未勝利となった。

 これまでの1ボランチから、今季初めてダブルボランチを採用。複数失点が続いたここ3戦はアンカーと呼ばれる1ボランチの両サイドのスペースを狙われる場面も多かったことで、山口監督は「違う形をチャレンジしたかった」と対策を施したが、今季ワースト4失点と結果には結びつかなかった。

 試合を通して見ると、攻守にアグレッシブで自信に満ちたプレーを続ける札幌とは対照的に、湘南のプレーにはどこか消極的で迷いを感じさせることが多かった。試合後、山口監督は「結果に対してはもちろん僕の責任なので、受け止めないといけない」と話した上で、「何より選手の勝ちたい気持ちをもっともっと引き出さないといけない。きれい事ではない、根本的な所を意識させないといけない、そんな試合になりました」と悔しそうに言葉を振り絞っていたが、前半6分の失点シーンがその象徴だったように思う。

 右サイドからのセンタリングを合わされて先制点を許してしまったが、失点にいたるまでに中盤でルーズボールで2度競り負け、ゴール前の人数もそろっていたが、ゴールを割らせてしまった。指揮官が「甘さが出ている」と振り返ったように、今季はこうした守備の枚数がそろっているにもかかわらず失点するという場面がよく見られる。

 ただ、後半14分に日本代表FW町野がPKを決めて同点に追いつき、同15分の一時逆転に成功した場面は、湘南らしさがあった。キックオフから猛然とボールに襲いかかり、球際の勝負を制して、最後は町野のアシストから阿部が今季初ゴール。全員のゴールに向かった前向きな矢印が結果に結びついた場面だった。

 前半の失点だけではなく、逆転後の3失点や前半シュート1本に終わったことなど課題も多く残しているが、開幕から川崎、横浜FM、名古屋と引き分けた試合などは、試合を通してアグレッシブなプレーが多かった。勝利への執念や球際への激しさ、ゴールに向かう姿勢といった「根本的な所」を突き詰めていくことが、連敗脱出に向けて大事になってくる。

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