過激パフォーマンス集団・電撃ネットワークの女性MCオーディションが11日、都内で行われ、カメルーン出身のブレスさん(年齢非公表)、オーストラリア出身のフリーモデル・レベッカさん(39)、フィリピン出身のリンリンさん(28)、東京都出身の舞台女優・細川美海(みう)さん(20)の参加者全員が合格した。
4人は自己紹介の後、生きたサソリを口の中に入れる「サソリ男」、鼻から入れた牛乳を目から出す「ミルクマン」、激しい火花でたばこに火を付ける「火花大好きサンダー野郎」などギュウゾウ(58)、ダンナ小柳(54)らが行う過激なパフォーマンスに合わせ、英語でMCを実演した。
来日10年というレベッカさんは「新聞で募集を知った。もっと仕事を増やしたいと思った」。来日して18年になるリンリンさんも「面白いことが好き。芸能の仕事を広くやりたかった」など応募理由はさまざまだが、初めて間近で見るネタに、驚きの声を上げながらも、ひるむことなくやり切った。
想定より少ない参加人数だったが、結果的には20代以上、国際色豊かな人選になり、南部虎弾(とらた、71)は「それぞれに個性があって面白いですね。皆さん素晴らしいです。想像以上でビックリしました」と手応え十分の様子。この日は4人の詳細な情報は公開しなかったが「“世界で一番面白いのはオレたちだ!”というのを見せたい。4人の力を借りて、ガンガンと海外にアピールしていきたい。世界一を取りたいです」と誓った。
電撃ネットワークは結成33年。1991年に米ロサンゼルスのテレビ番組に出演し、海外でも「TOKYO SHOCK BOYS」として人気を集めた。2015年にMCを務めた三五十五(さんごじゅうご)さん(享年52)の死去後、MCを置かなかったが、南部が化学反応とパワーアップを期待して募集を決断。4人の力量を見ながら、8月の南部の誕生日公演(都内)、韓国公演でのお披露目を目指していく。