J2モンテディオ山形の渡辺晋監督(49)は10日、13日のアウェー・仙台戦での必勝を誓った。「勝たなければいけない試合。ホームだろうが、アウェーだろうが、関係ない。引き分けでもダメ。選手には『とにかく勝つことがマストですよ』と伝えました」と語気を強めた。
山形県内で約70分の全体練習を終えた後のミーティングでは、早くも敵地で「みちのくダービー」を戦う上での心構えを説いた。仙台市はコーチや監督時代などを含めると約19年も暮らした第二の故郷だ。「何も思いがないと言ったら、うそになる」。思い入れがあることは認めたが、個人の感情は封印。あくまでも勝負に徹する構えだ。
新型コロナウイルスの影響で自粛していた練習後のファンサービスが、この日から解禁された。自身もサポーターとの記念撮影に応じた指揮官は「色んな人の思いを背負って戦う」と意気込んでいた。(高橋 宏磁)