山口まゆ「女優人生のターニングポイント」デビュー10年で初舞台…3月に日大芸術学部卒業で演技に専念

初挑戦の舞台に向けて「緊張と楽しみがある」と話した山口まゆ(カメラ・小林 泰斗)
初挑戦の舞台に向けて「緊張と楽しみがある」と話した山口まゆ(カメラ・小林 泰斗)

 女優の山口まゆ(22)が6月30日~7月9日に東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで上演する「これだけはわかってる Thing I know to be True」(演出・荒井遼)で舞台に初挑戦することが8日、分かった。

 オーストラリアの地方都市アデレードの郊外に住む6人家族の日常を描いた会話劇で、山口は末娘のロージーを演じる。「お芝居に迷っている時に勇気をもらえる」という大事な存在である舞台に初めて出演することになり「女優人生のターニングポイントになりそう」と気を引き締めている。

 今月下旬からの稽古に備えて台本を読み返し、「家族だけど、それぞれ違う価値観、生き方を持っていて、ぶつかりながら心が通い合う。それが魅力的」。看護師の母親を南果歩(59)、元自動車工の父親を栗原英雄(57)、姉を山下リオ(30)、兄を市川知宏(31)、入江甚儀(29)を演じる。年齢もキャリアも上の共演者ばかりだが、「緊張するけど、心をオープンにして、挑んでいきたい」と意欲的だ。

 3月に日大芸術学部映画学科を卒業した。卒業記念で15分の短編映画3本を作り、そのうち1本が学生映画祭でグランプリに輝いた。「お芝居の技術というより、どうやって意見を言い合いながら輪になっていけるか、仲間との信頼関係を学んだ」。4月から社会人になった同級生を見て「私も頑張らないと」と刺激を受け、「これからは女優一本で生きていきたい」と改めて誓った。

 2014年にフジテレビ系ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」で女優デビューして10年目。「役を通して自分の知らない感情に出会えた瞬間、喜びを感じる」。初挑戦の舞台に向けて心を躍らせている。(有野 博幸)

 ◆家族描いた物語 南果歩が母親役 最も身近でありながら、遠い存在でもある家族の物語。母親役の南は「素晴らしい戯曲に出会いました。家族それぞれの葛藤や苦しみ、そして人生が、日常を通して鮮やかに描かれています。正攻法の会話劇、おかしみや行き違いがあふれています」。父親役の栗原も「社会と家族、夫と妻、親と子供、家族と個人。ささいな綻びから家族の調和は崩れていく。演出の荒井遼さんが、どうさばいていくか、ご期待ください」と話している。

 ◆山口まゆアラカルト

 ▼生まれと経歴 2000年11月20日、東京都生まれ。4歳からクラシックバレエを始め、劇団四季に魅了され演技に興味を持つ。オーディション雑誌の面接会に応募し、憧れていたドラマ「ハガネの女」(テレビ朝日)の主演・吉瀬美智子が所属する芸能事務所「フラーム」入り

 ▼相談相手 悩みがあると事務所の先輩・有村架純に相談することが多く、心の支えになっている

 ▼特技 ピアノ

 ▼趣味 映画観賞、読書

 ▼主な出演作 映画「相棒―劇場版4―」(17年)、「樹海村」(21年)、ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」(23年)など

 ▼身長 157センチ

 ▼血液型 A

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