【巨人】丸佳浩、食事支援で子供に笑顔 「安打数と四死球数の合計数×1万円」を一昨年から寄付

ヒーローインタビューでマルポーズをする丸佳浩(カメラ・相川 和寛)
ヒーローインタビューでマルポーズをする丸佳浩(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ 巨人8×―7ヤクルト(4日・東京ドーム)

 巨人がプロ野球史上初となる2試合連続の“ルーズベルトゲーム”勝利で4位に浮上した。右太もも痛からスタメン復帰3試合目の丸佳浩外野手(34)が、同点の9回に右翼席へプロ初のサヨナラ弾。中田翔が負傷交代する緊急事態の中、試合を決めた。投手陣は7戦連続2ケタ安打を許すも、打線が4戦連続2ケタ安打と好調で、丸、坂本、岡本和の一発そろい踏みは初めて。2カード連続の勝ち越しを決め勢いに乗ってきた。

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 丸のサプライズ登場に教室が沸き上がった。昨年12月。認定NPO法人「カタリバ」を通じ都内の生活困窮世帯の子供たちに食事支援を行う「丸メシプロジェクト」の一環で、都内の中高生向けの放課後施設を初訪問した。在来生3人、卒業生3人とカツカレーを食べるなど約2時間交流。「僕が思っている以上に子供たちは明るかった」とホッとした表情を浮かべ、笑顔で記念撮影にも応じた。

 「僕自身が小さい頃から食べることが大好きで、今もそうですけど。いろんな事情で満足に食べられない子たちがいると聞いて、じゃあ『できることをさせてください』ということで支援させていただいている」。一昨年から始めた「公式戦で記録した安打数と四死球数の合計数×1万円」を「カタリバ」に寄付する同社会貢献活動。丸が打率3割、出塁率4割を目標に掲げる理由の一つは、ここにある。(中野 雄太)

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