【高校野球】149キロ右腕の滝川二・坂井陽翔、1失点完投&決勝打 10球団スカウトの前でセンバツ出場校撃破

滝川二先発の坂井陽翔(カメラ・田村 龍一)
滝川二先発の坂井陽翔(カメラ・田村 龍一)
4回1死一塁、坂井陽翔は先制適時二塁打を放ち、塁上で喜ぶ(カメラ・田村 龍一)
4回1死一塁、坂井陽翔は先制適時二塁打を放ち、塁上で喜ぶ(カメラ・田村 龍一)

◆春季兵庫大会準決勝 滝川二2―1社(4日・ウインク)

 最速149キロのプロ注目右腕、滝川二・坂井陽翔(3年)が6安打8奪三振4四死球で1失点完投、決勝打を含む二塁打3本と投打に活躍し、今春センバツ出場の社を破った。

 先攻の滝川二は0―0の4回1死一塁、4番・坂井が左越えタイムリー二塁打で先制。結果的には、これが決勝打になった。5回に1点追加。6回に社が1点を返したが、その後は坂井が踏ん張り、プロ10球団のスカウトが見つめる中、129球で完投した。「冬場に走ってきたので、体力の心配はなかった。8、9回しっかり抑えられて良かった」と笑顔。打撃についても「積極的にいこうと思っていた。しっかり初球を打てた」と胸を張った。

 この日の球速は自己最速には及ばない146キロだったが、ネット裏ではスカウト陣が目を細めた。巨人・榑松スカウト部次長は「フォークがトップレベル。もう少しパワーがつけば150キロ台が出る。打撃もボールを強くたたけている」と称賛。ヤクルト・阿部スカウトは「ポテンシャルが高い。これから夏に向け、もう1、2ランクどう成長していくのか楽しみな選手」と期待を寄せた。

 プロ志望の18歳は、あこがれの選手が大谷翔平(エンゼルス)。「自分も二刀流なので。ああやって打って走って投げてという選手はなかなかいない。いつか越えられたら」と大きな目標を持つ。「プロに行くのも活躍するのも、ひと握り。生き残るために、まず投手で」と現在の心境を明かした。

 決勝(6日・ウインク)の相手は今春センバツ準Vの報徳学園。同じ今秋ドラフト候補の堀柊那捕手(3年)らを擁する県内最強のライバルを相手に、坂井がその実力をいかんなく発揮する。

 ◆坂井陽翔(さかい・はると)2005年4月5日、兵庫・加古川市生まれ。18歳。小学2年からHIOKAパワーズで野球を始め、中学時代は播磨ボーイズ所属。滝川二から本格的に投手となり、1年夏からベンチ入り。2年春からエースで4番。U18日本代表候補。変化球はカーブ、スライダー、カットボール、チェンジアップ、フォーク、ツーシーム。186センチ、83キロ。右投右打。

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