◆スペイン リーガ・エスパニョーラ第33節 Rソシエダード2―0Rマドリード(2日)
Rソシエダードの日本代表FW久保建英が、先発出場したホームのRマドリード戦で先制点を奪い、2-0の勝利に貢献。スペインメディアから称賛されている。マドリードに拠点を置き、Rマドリードなどを中心に報道する全国スポーツ紙「as」は「飢えたライオンのようにプレッシャーをかけた」と賛辞を惜しまなかった。
久保は後半2分に相手ゴール前でバックパスのミスに反応。左足で先制点を押し込んだ。「as」は来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権(4位以内)確保に向けた貴重なゴールをこうレポートした。
「この日本人はハングリーであり、CLに対する彼のハングリー精神は、Rソシエダードのそれである。彼はボールを要求し、試し、ボールがあってもなくても努力を繰り返し、Rマドリードからボールが出るたびに飢えたライオンのようにプレッシャーをかけた。こうして、日本人の初ゴールが生まれた。ゲームに参加し、疲れ果てるまでプレスをかけ、最後まで信じ、どんなボールも与えない。それが久保だ。最高のタイミングで最高のショーを見せた」
またスペイン・バルセロナ地方のスポーツ紙「ムンド・デポルティーボ」は「久保は、自分の写真が水曜日(3日)の一面に掲載されなければならないことを理解していた」と伝え、世界最大のクラブの一つで古巣でもあるチームから挙げたゴールの価値を表現した。
久保がゴールを決めた試合での勝利は8戦無敗。今季のリーグ戦も8点目となり自身が持つ同国リーグ日本選手のシーズン最多得点記録を更新した。久保自身が望むCL進出へ、今季は残り5戦。22日にバルセロナ、29日にAマドリード(いずれも日本時間)との対決が待ち受ける。