【楽天】岸孝之が通算150勝達成 西武時代からの女房役・炭谷に感謝「心強い僕のパートナー」

スポーツ報知
ポーズを決める投打のヒーローの岸孝之(左)と炭谷銀仁朗(カメラ・池内 雅彦)

 ◆パ・リーグ 楽天5―1ロッテ(2日・楽天モバイル)

 楽天・岸孝之投手が2日、ロッテ戦(楽天モバイル)に先発登板。8回6安打1失点と快投し今季初勝利をマーク。プロ野球史上51人目の通算150勝を達成した。昨年9月に149勝目を挙げてから2シーズンに渡って4度足踏みしたが、“5度目の正直”で節目に到達した。

 安定感のある投球だった。ロッテは今季初登板となった4月9日の一戦(ZOZO)で、2回6失点でKOされた相手。だが、この日は要所をきっちりと締めた。初回は走者を背負うも無失点。3回も2死一、二塁と得点圏に走者を進めたが後続を断ち得点を許さない。4回2死にはポランコに右翼席上段へソロ本塁打を打たれたが、今季最長の8回を投げ金字塔に到達。「みんなに気を遣わせちゃったなっていうのがあって申し訳ないなという気持ちと、やっぱりここまで支えてくださったみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです」と感謝の言葉を口にした。

 5月2日はちょうど9年前にロッテ戦(QVC)でノーヒットノーランを達成した記念の日。この日は、当時もバッテリーを組んだ女房役の炭谷が2本のタイムリーで援護し、2人でお立ち台に立った。右腕は「100勝、150勝と銀と組んで達成できると思わなかった。すごくうれしいです。心強い僕のパートナー。僕のことをよく分かってくれているキャッチャーです」と笑顔を見せた。続けて「銀もバット持ってるので振ったらたまには当たる」と話すと、リードした炭谷は「僕もバット持っているので何が起こるのかわからない。打ててよかったです」と返し、ファンを笑わせた。最後には「岸孝之はまだまだ進化していきます。200勝目指して頑張ってください」とエールを送ると、球場は拍手に包まれた。

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