21位のJ2モンテディオ山形は29日、ホームで18位の山口を迎え撃つ(午後2時開始、NDスタ)。前節(22日)のアウェー・東京V戦(2○1)で就任後初勝利を誓った渡辺晋監督(49)は“古巣”を撃破し、2連勝を狙うと誓った。
連敗を8で止めた東京V戦は、攻撃時に4バックから3バックに変形する布陣を採用。センターバックが本職の喜岡佳太を右サイドバックで起用するなど、その手腕を存分に発揮した。「まだ1勝。たかが1勝なんですけど、悪い流れを断ち切ったという意味では、非常に大きな1勝になったのは間違いない」と手応えをにじませた。
21年シーズンは、9月に退任するまで山口で監督を務めた。思い入れもある古巣と、指揮官として初めて対戦する。「目の前の相手がどこであろうと、たたきつぶしに行く。個人的な感情はのせることなく、冷静に戦っていきたい」と、戦いに集中する覚悟を示した。監督としてホームは1戦1敗と未勝利。個人の感情は封印し、本拠地のサポーターに勝利をささげる。
(高橋 宏磁)