永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=は、先週まで3週間行われた1回福島で7勝を挙げ、自身初の開催リーディングに輝いた。木曜朝の栗東トレセンでは「開催が始まる前からたくさん依頼をいただいていて、結果で恩返しするしかないと思っていました。取りこぼしたレースもありましたが、(リーディングを)取れてよかったです。馬主さんや関係者のサポートのおかげです。感謝しかありません」と笑顔を見せた。
その足で27日の園田11R・JRA交流の由良川特別を3番人気タマモベローナ(牝4歳、栗東・高橋亮厩舎、父マジェスティックウォリアー)で勝ち、今年の地方交流6勝目をマーク。通算勝利数を51として、5月1日からは▲3キロ減となる。勢いは止まりそうにないが、今週は新潟で土曜8鞍、日曜9鞍に騎乗し、まずは4週連続Vとなる今年のJRA15勝目を狙う。
イスラグランデ(土曜7R)は2走前から騎乗。前走は1番人気で8着に敗れたが、今回は1800メートルになり、「もたれる面があるので、距離を延ばしてリズムよく運べたら」と巻き返しを期す。
自厩舎には2頭騎乗。トーホウフランゴ(土曜9R)は5戦中、4戦で騎乗。「前進気勢が強く、前走もかかり気味でしたが、スピードがあります。開幕週ですし、前で競馬ができれば」と指摘。未勝利Vの平坦1200メートルで見直しが必要だ。トップキャスト(日曜10R)はテン乗りだが、1週前追い切りで感触を確かめ、「最後は右にもたれますが、いいトップスピードを持っています。外ラチ沿いをうまく走らせられれば」と初の直線競馬で新味を引き出す構え。
栗東・小林厩舎でテン乗りの2頭は、ともに2週続けて追い切りに騎乗。エーデルサンライズ(日曜2R)は「1週前の動きはすごく良かったです。ゲートを出てからスピードに乗りにくいのですが、しまいは伸びてくれます。4キロ減があるのでポジション取りは楽になると思います」、タウゼントシェーン(日曜12R)は「調教の行きっぷりはいいですが、折り合いは問題ありませんでした。切れる脚があるので、うまく引き出したいです」とそれぞれイメージした。
ショウナンナダル(日曜8R)は、名門・須貝厩舎から初めての依頼。今週の追い切りに騎乗し、「馬場が悪い中、持ったままでいい時計が出ました。調教の良さを生かしたいです」と意気込む。
【土曜新潟】
2Rテイケイヴィーノ(牝3歳、栗東・荒川義之厩舎、父ダノンバラード)
3Rサブエガ(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎、父キトゥンズジョイ)
5Rキャラメルシフォン(牝3歳、美浦・林徹厩舎、父ハーツクライ)
6Rラブスレンダー(牝3歳、美浦・田中剛厩舎、父ミッキーアイル)
7Rイスラグランデ(セン4歳、栗東・西園正都厩舎、父イスラボニータ)
8Rエンブレムコード(牝5歳、美浦・尾関知人厩舎、父エピファネイア)
9Rトーホウフランゴ(牝3歳、栗東・高橋康之厩舎、父トーホウジャッカル)
12Rブライティアコバ(牝4歳、美浦・田村康仁厩舎、父コパノリッキー)
【日曜新潟】
1Rモズメルベイユ(牝3歳、栗東・杉山佳明厩舎、父グランプリボス)
2Rエーデルサンライズ(牝3歳、栗東・小林真也厩舎、父シャンハイボビー)
3Rヴィクトリーアイ(牡3歳、栗東・杉山佳明厩舎、父デクラレーションオブウォー)
6Rフライングバレル(牝5歳、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)
7Rブルーノート(牡4歳、栗東・梅田智之厩舎、父コパノリッキー)
8Rショウナンナダル(牝4歳、栗東・須貝尚介厩舎、父ロードカナロア)
9Rボルタドマール(牡4歳、美浦・黒岩陽一厩舎、父ストロングリターン)
10Rトップキャスト(牝4歳、栗東・高橋康之厩舎、父ダイワメジャー)
12Rタウゼントシェーン(牝5歳、栗東・小林真也厩舎、父ディープインパクト)