【大学野球】 初先発の明大・石原勇輝が6回無失点の好投 149キロを計測しスカウトにアピール

明大の先発・石原勇輝(カメラ・岡野 将大)
明大の先発・石原勇輝(カメラ・岡野 将大)

◆東京六大学野球春季リーグ戦第3週第3日▽慶大5―4明大(24日・神宮)

 リーグ戦初先発の明大の左腕・石原勇輝投手(4年=広陵)は、自己最速となる149キロをマークするなど直球がさえ、4回まで慶大をパーフェクトに封じる圧巻の投球を披露。6回を被安打4、無失点に抑えた。

 「自分の持ち味である真っすぐが走っていたのが、6回まで投げられた要因だと思います」と石原。田中武宏監督(62)は「心身ともに成長し、球の質が上がった。3戦目の先発は石原でと考えていました。よく投げてくれたと思います」と好投をたたえた。

 これまでは救援で18試合に登板したのみだったが、初めての先発マウンドで見事に結果を残した。村田賢一投手(4年=春日部共栄)、蒔田稔投手(4年=九州学院)の強固な2本柱がいる明大投手陣の“第三の男”へ。「先発ピッチャーは蒔田、村田だけじゃないということを今日で証明できたと思うので、肩を並べられるようになりたい」と石原は決意を口にした。

 視察した広島・苑田スカウト統括部長は「私が見たなかで一番良かった。直球と変化球の腕の振りが同じで、ボールに切れがある。球持ちも長く、打者は打ちづらいと思う」と評価。ドラフト戦線でも目が離せない存在になってきそうだ。

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