藤井聡太六冠、序盤「凡ミス」で「完敗」地元で1勝1敗…叡王戦第2局

スポーツ報知
叡王戦第2局で菅井竜也八段に敗れ、肩を落とす藤井聡太叡王(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太叡王(20)=竜王、王位、棋王、王将、棋聖との六冠=が23日、愛知県名古屋市の「名古屋東急ホテル」で指された第8期叡王戦五番勝負第2局で、先手の挑戦者・菅井竜也八段(31)に115手で敗れた。対戦成績は1勝1敗のタイとなった。

 振り飛車党の菅井が第1局(11日)と同じ三間飛車に振り、居飛車との対抗系の形に。両者とも1筋に自玉を穴熊で固めて向き合った。藤井は8筋の攻防で歩を付き捨てたことで、午前から形勢を損ねた。「早い段階で凡ミスが出た」とガックリ。昼食休憩明け直後も「▲8八飛から▲6八角の対応が見えていなくて、指されてみると、その時点ですでに収拾がつかなくなった」と振り返った。

 午後5時頃には早くも1分将棋に陥った。第1局も1分将棋になったものの、有利な流れで最善手を連発し勝ち切った。本局は劣勢での突入。形勢を損ねながらも龍と馬を作って懸命に粘ったが、「無理筋でうまく受け止められた。完敗だったのかなと思います」。珍しく、いいところなく敗れた。

 地元・愛知は意外な“鬼門”かもしれない。藤井のタイトル戦成績はこれで60戦48勝12敗だが、王位、叡王、棋聖戦で臨んだ愛知決戦は8戦して4勝4敗。勝ち負けを交互に繰り返しており、地元の利にならないほど相性はよくない。来月6日の第3局も同じ名古屋市の料亭「か茂免」で行われる。「もっと読みの精度を高めて第3局以降に臨めれば」。地元で負け越しはご免だ。(筒井 政也)

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