4月22日にグランドオープンした京都競馬場は人と馬にとって、すごく優しい場所になった印象です。僕たちがレースの合間に過ごすジョッキールーム(控え室)は新しくなり、よりリラックスできる空間に。検量所も広くなって、ストレスを感じることがなさそうです。
楕円(だえん)形になった新しいパドックがゴール寄りに移設。コースまでのトンネルの距離が短縮されたことは、馬の負担軽減にもつながると思います。レース後に鞍を外すスペースはお客さんから見えやすくなり、馬が厩舎地区に帰っていく姿も楽しめるようになりました。
グランドオープン初日は10Rをヴィジョンオブラブで、メインをドンフランキーで勝つことができました。新装2日目は5鞍に騎乗します。メイショウネムノキはダート1200メートルに使うようになって先行力がつき、大崩れがなくなりました。もう展開と相手ひとつ。ブルーペクトライトはワンターンの1800メートルで変わり身に期待です。
昇級後が案外のオンザダブルもきっかけさえつかめば、能力的にやれても不思議はありません。メインのダイメイフジは年齢を重ねても頑張ってくれていますが、さすがにG2では厳しそう。ひとつでも上の着順を目指します。(JRA騎手)
▼池添謙一騎手 4月23日の騎乗馬
【京都】
1R ブルーペクトライト B
3R メイショウネムノキ A
8R レスペディーザ C
11R ダイメイフジ C
12R オンザダブル B
(本紙評価)