選手、監督大量退団のシャンソン化粧品「パワーハラスメントに該当しない」 バスケ女子16度優勝の名門

スポーツ報知

 バスケットボール女子・Wリーグで、リーグ優勝16度を誇るシャンソン化粧品の監督と選手、計8人がシーズン途中に退団した問題について、同チームは12日までにホームページを更新し、状況について説明した。

 チームは、2月に「方向性の違い」を理由に選手7人が去り、李玉慈監督が引責辞任。シーズン終盤に“非常事態”となったが、レギュラーシーズンを7位で終え、プレーオフでは、準決勝で女王・トヨタ自動車に敗れたものの、2季連続の4強入りを果たした。以下は全文。

 この度、一部報道により、退団した選手の一部が、退団の原因が選手同士の対立に加え、チーム側からのパワーハラスメントにもあったという記事が掲載されました。しかし、事実とその背景において異なる点がございます。

 皇后杯敗戦直後のミーティングにおいて、退団選手のうち1名が、チームメートに対して暴言や怒鳴り声を上げるなどの行き過ぎた言動があり、その影響により、2名の選手が精神的に追い込まれ、1名は入院、1名は1か月の自宅療養を要する旨の診断を受ける事態となりました。

 現場のマネジメントが困難となった事態を受け、フロントから前記言動をした選手に対し、チームとしての規律を守るため、就業規則に則って何らかのペナルティーになる可能性があることを伝えたものであり、パワーハラスメントに該当するものではございません。

 なお、シーズン途中での複数選手の退団は、前例のない事態であるため、現在、WJBL(バスケットボール女子日本リーグ)が、その原因や背景事情等の調査を実施しており、チームとしても、中立・公平な立場にあるWJBLの調査に対し、全面的に協力しております。

 今後につきましては、WJBLの調査結果を待ったうえで、真摯に対応してまいります。

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