【大学野球】甲子園沸かせた1年生いきなり活躍 立命大・有馬伽久3人斬り好救援 同大・辻井心2安打1打点

スポーツ報知
好リリーフした立命大・有馬伽久

◆関西学生野球春季リーグ第2節 立命大6―2近大 同大7―1京大(8日・マイネットスタジアム皇子山)

 高校時代に甲子園を沸かせた1年生が入学早々に活躍し、立命大と同大が先勝した。立命大は、愛工大名電(愛知)で昨夏8強の左腕・有馬伽久(がく)が、近大戦の9回のピンチで登板して好リリーフ。同大は、京都国際出身の辻井心捕手が2安打1打点で勝利に貢献した。

 大物新人の有馬がチームの今季初戦で鮮やかにデビューした。4点リードの9回無死一、二塁で救援。だが、昨夏に聖地を沸かせた左腕は「満塁になって本塁打でも同点。緊張は全くなかった」と冷静で、初球で146キロを計測し、わずか9球で打者3人を打ち取った。後藤昇監督(62)は「初マウンドであれだけ腕を振れたら上出来。度胸があり、場慣れしている」と称賛した。

 昨夏甲子園は全4試合に先発してベスト8。大会後も高校の方針で卒業間際まで継続して練習に参加した。「そのおかげで実戦勘を忘れず大学に入れた」。目標は高校、大学の先輩で、同じ左腕の東克樹(DeNA)。「東さんと同じドラフト1位でプロに行きたい」。19年春以来のリーグVを狙う立命大に、頼もしい1年生が加わった。(田村 龍一)

■同大・辻井は2安打1打点 同大の辻井が攻守で勝利に貢献した。7回無死一塁、左前打で好機を広げ、同じ1年の1番・牧原優太の勝ち越し打を呼んだ。8回には追加点となる適時打。「甲子園が終わってからすぐ木製バットで練習していた。2安打とも、張っていた変化球がきた」。甲子園を3度経験し、三塁手で出場した2年夏は本塁打も放ってベスト4。経験豊富なルーキーは、守っても先発マスク3戦目で先輩4投手を好リードした。

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