俳優の中井貴一(61)とキムラ緑子(61)がこのほど、都内で行われた朗読劇「終わった人」(東京・草月ホール、8月31日~9月3日)の取材会に出席した。
定年を迎えたエリート会社員の悲哀を描いた内館牧子氏(74)の同名小説が原作。主人公を演じる中井は「僕ら役者という商売に定年はないですが、僕の友人たちは『終わった人』と言われる門口に立っている。そんな同世代にエールを送りたい」。妻役のキャスティングには「ぜひ、キムラ緑子さんで。彼女はマインドを七変化できるので、この朗読劇には絶対に必要な人」とラブコールを送ったという。キムラは「心臓が止まりそう」と恐縮していた。