◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―2広島(2日・神宮)
広島は不名誉記録の更新は免れたものの、逆転負けで新井貴浩監督の初勝利は、また持ち越しとなった。初回1死一塁から秋山が適時三塁打を放ち、開幕からセ・リーグのワースト記録(1988年・阪神)に並ぶ連続無得点は2試合、18イニングでストップ。先手は奪ったものの、先発・玉村が3回に山田の同点2ランを被弾。8回には3番手・松本が打たれた4番・村上に飛球に対し、野間が処理にもたつき、悪送球も加わって勝ち越された。04年の中日戦(ナゴヤD)以来19年ぶりの開幕カード3連敗となった。
以下、新井監督の試合後の主な一問一答。
―8回、決勝点につながった野間の守備について
「精いっぱいのプレーだからね。何とかしよう、したいという姿勢は伝わるよね」
―2試合無得点だった打線が初回と2回に得点を奪った
「そうだね、今日はヒット8本だけど、各打者が捉え始めているなという風に見えるよね」
―デビッドソンが待望の来日1号
「1戦目、2戦目より、上げる足幅をちょっと小さめにして対応していこうという彼の工夫というのが見えるし、いいホームランだったと思う。ナイスホームラン」
―先発の玉村投手はリードを守り切れなかったが、5回2失点という結果
「ナイスピッチングでしょう。ナイスピッチング、本当」
―松本投手が8回に失策絡みで勝ち越されたが、リリーフ陣について
「いや、まだ3試合だけど、ピッチャーは本当によく頑張っていると思うよ」
―3連敗のスタートとなったが、4日から本拠3連戦。気持ちを切り替えて
「そうだね」
―マツダスタジアムで本拠ファンの前でいい試合を
「そうだね。もちろん、そのつもりでいます」
―打線の状態は上向きつつある
「今日は捉えた当たりが正面だとか、捕られたり、そういうのが結構あった。いい感じで各打者が力みというか、そういうのが取れてきているんじゃないかなという風には見ているよね」
―あとは勝利という結果がついてくれば
「まだ3試合でしょ。オッケー? よろしく」