◆JERAセ・リーグ ヤクルト―広島(2日・神宮)
広島は、秋山翔吾外野手の一打で不名誉な記録更新を免れた。初回1死一塁から右翼三塁打を放ち、今季3戦目でチーム初得点を生み出した。開幕から連続無得点は、1988年の阪神と並んでいたセ・リーグのワースト18イニングでストップした。
初回、ヤクルト先発のドラフト1位・吉村(東芝)に対し、先頭の菊池が左前打で出塁。続く野間は、ヒットエンドランとベンチが仕掛けたものの、左邪飛。1死一塁から秋山が鋭い打球を放ち、右翼オスナのスライディングも及ばず、ボールが右翼フェンスまで転々とする間に一走・菊池が本塁生還した。
開幕戦はチーム3安打、2戦目は4安打にとどまり、長打は2戦目の3回2死から菊池が放った二塁打1本のみ。2試合続けて三塁すら踏めていなかった。新井監督は前日の試合後、打線について「昨日(3月31日)開幕して、まだね。ある程度(試合を)消化していくまではね。こっちが考えて(攻撃に)動きを出していかないといけないかな」と語っていた。