古賀3きょうだい、初の同時出場 次男・玄暉は3連覇逃し「もっと強くならないと」…柔道・選抜体重別

男子60キロ級準決勝で戦う古賀玄暉(カメラ・林 直史)
男子60キロ級準決勝で戦う古賀玄暉(カメラ・林 直史)

◆柔道▽全日本選抜体重別選手権 第1日(1日、福岡国際センター)

 1992年バルセロナ五輪覇者の故・古賀稔彦氏を父に持つ古賀3きょうだいが、シニアの大会では初めての同日出場を果たした。

 長男・颯人(神奈川・慶応高教)は男子73キロ級で出場。1回戦で吉田優平(自衛隊)に合わせ技一本で敗れ「3人で同じ日に試合ができたのはうれしい気持ちもあるけど、その中で優勝したかった気持ちが強かった」と唇をかんだ。

 次男・玄暉(旭化成)は男子60キロ級で3連覇が懸かっていた。準決勝で竪山将(パーク24)に9分31秒、ベアハグと判断されて反則負けを喫し「悔しい気持ちもあるけど、まだまだもっと強くならないといけないなと感じた」と肩を落とした。女子57キロ級の長女・ひより(パーク24)も1回戦で大森朱莉(帝京大)に敗れた。

 試合前日の計量後には家族で集まって食事し、「頑張ろうね」と声を掛け合った。優勝には届かなかったものの、国内最高峰の大会への3人同時出場は大きな一歩だ。2人の兄を追う妹のひよりは「(兄2人に)常に刺激をもらっている。これから自分が刺激を与えられるような試合ができるように頑張りたい」と思いを新たにしていた。

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