電撃ネットワーク、女性メンバーを初募集 南部虎弾「最後の賭けというか世界一を取る!」

南部虎弾
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急募 電撃ネットワーク
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 過激パフォーマンス集団・電撃ネットワークが、女性メンバーを初募集することが1日、分かった。リーダーの南部虎弾(とらた、71)が、このほど取材に応じ「結成して33年、今年で僕も72歳ですから。最後の賭けというか世界一を取る!」と吠(ほ)えた。

 危険と隣り合わせの奇抜な芸で、90年にフジ系「オールナイトフジ」でブレイク。翌91年には米ロサンゼルスのテレビ番組に出演し、「TOKYO SHOCK BOYS」として海外でも人気を集めた。2015年にMCを務めた三五十五(さんごじゅうご)さん(享年52)の死去後、8年近くMCを置かずにパフォーマンスしてきたが、「MCがあってこその電撃」と募集を決断したという。

 16年には、海上自衛隊出身の今日元気ら3人が若手班として加入。今回、女性メンバーを入れることで、更なる“化学反応”に期待している。「極端に言えば、電撃に似つかわしくないような子。野獣の男性メンバーを引っ張り回せるトーク術を持った人間がいいです。国籍は問いませんが、世界を目指すので英語が話せること。理想ですが、電撃のネタも若干でもやってくれれば、なおうれしいですね」

 世界一にこだわるのには理由がある。南部は17年5月に心臓バイパス手術、19年5月に夫人から提供を受け、腎臓の移植手術を受けた。「今、生きているだけでも得だなと。いただいた命ですから、生きている間に何かしたい思いが強いです」。現在も3か月に1度経過観察しているが「酒も飲んでいるし、移植前よりも体の調子はいい」と笑う。

 「いい学校、いい会社に入って、いい病院、いい老人ホームに入って…だけが幸せじゃない。自分は何度か死にかけていますんで、(悔いなく)やれることをやりたいですね」。モットーは「芸のためなら死を惜しまない」。命ある限りステージに立ち続ける。(加茂 伸太郎)

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