◆パーソル パ・リーグ ソフトバンク―ロッテ(1日・福岡ペイペイドーム)
今季から先発転向したソフトバンク・藤井皓哉投手が、プロ初先発で7回2安打無失点9奪三振の快投。92球を投げ、勝利投手の権利を持って降板した。
3回までパーフェクトにロッテ打線を封じ、5回1死まで無安打。2回先頭のポランコにはこの日最速155キロ直球で空振り三振を奪った。先発転向の今春から本格挑戦中のスライダー、カーブでもカウントを整え、初回から全力投球の“救援スタイル”と融合させた投球を見せた。
昨季は育成入団から実力で“8回の男”まで成り上がり、55試合で5勝1敗3セーブ22ホールド、防御率1・12。今季は千賀(現メッツ)に代わる新エース候補の1人でもあるが、船出の一戦で改めて能力の高さを示した。