◆JERAセ・リーグ ヤクルト4―0広島(31日・神宮)
投打がかみ合い、ヤクルトが開幕戦白星スタートを決めた。4番・村上の、23年セ・リーグ1号となる2ランで先制すると、6回にオスナが1号ソロで中押し。投げては3年連続7度目の開幕投手を務めた小川が7回3安打無失点と好投し、2014年以来の開幕戦白星をつかんだ。
4番が打線の口火を切り、自慢の投手陣が0を並べたこの日のゲーム。高津監督は「ムネ(村上)の一発がゲームを取る中で大きな一発だった。あの弾道であそこ(中堅)に放り込めるのはムネしかいない」と笑った。大役を担い、仕事を果たした小川についても「先制してもらった後、守りにいかず、制球よく、気持ちを込めて投げていた。球数も少なく、あの(7)回までいってくれたので十分」と満足げ。開幕投手を託した際に課した「15勝&200イニング」を匂わせ、「あと193回。目標ですね」とニヤリと笑った。