巨人のフォスター・グリフィン投手が、4月1日の中日戦(東京D)で来日初登板初先発に臨む。「オープン戦でも公式戦でも試合は試合。自分が臨む態度というのは変わらない。気持ちの入り方では特別なものがあるかもしれないが、いいシーズンになるように正しい一歩を踏み出したい」と意気込んだ。
躍動感あふれるフォームで右打者の内角に食い込むカットボールを武器に、オープン戦では3試合に先発して防御率2・77と安定した投球を披露。奪三振率(9イニングあたりの三振数)は9・69と高い数値をマークした。日本での初陣へ向けて「開幕に体をこの状態に仕上げるために2か月やってきた。しっかり準備はできたよ」と力強くうなずいた。
この日はキャッチボールや短距離ダッシュなどを行って最終調整。開幕投手を託されたビーディとともに、開幕1、2戦目に外国人投手が先発するのは球団で初めて。菅野が右肘の張りで慎重な調整となる中で、助っ人投手陣にかかる期待は大きい。グリフィンは「自分たちとしては菅野に早く帰ってきて欲しいし、自分にできる最善を尽くします」と、先発の軸として役目を果たすことを誓った。