ヒルマニアのMLB独断予想ア・リーグ編 MVPは大谷翔平 でもリーグ優勝一番手はヤンキース?

スポーツ報知
大谷翔平

 WBCも終えメジャーリーグも30日から一斉に開幕。NPBとほぼ同時のペナントレーススタートに胸が高鳴る。

 【ア・リーグ東地区】昨季地区優勝のヤンキースとブルージェイズの激突となるだろう。ジャッジ、ゲレロのメジャーを代表するスラッガーを中心にした打線は五分五分ながら、投手陣はネームバリューだけならヤンキースが上。ただし、ロドン獲得もコルテス、セベリーノとともに故障の不安がつきまとっているのが心配。一方のブルージェイズは昨年、中継ぎに回った菊池雄星がオープン戦防御率0・87と覚醒。レギュラーシーズンも好調なら、この順位が逆転する可能性もある。レッドソックスは吉田正尚のバッティングが楽しみ。ペナントレースに絡んで欲しい。レイズ、オリオールズも侮れない存在である。

 【ア・リーグ中地区】ガーディアンズの地区優勝は揺るがないだろう。ベル、ズニーノの強打者を獲得し長打不足が少しでも解消すれば、伸び盛りの若手選手が揃うだけに独走態勢も。ツインズはコレアが残留したのが朗報、トミー・ジョン手術から復帰の前田健太の奮闘を期待したい。アブレイユが去ったWソックスはチーム再建の年になるか、ロイヤルズ、タイガースも大きな補強は無く、今季で契約が切れるタイガースのカブレラが昨年のプホルスのような有終の美を飾れるだろうか注目だ。

 【ア・リーグ西地区】昨季ワールドシリーズを制したアストロズが抜けている。サイ・ヤング賞バーランダー移籍も4人の2ケタ勝利投手が残り、新鋭ブラウンで先発陣は盤石。ホワイトソックスから2020年MVPのアブレイユを獲得、WBCで負傷したアルテューベの復帰時期だけが気がかり。マリナーズもL・カスティーヨがフルシーズン1年目で大崩れはないだろう。エンゼルスはトラウト、レンドン、大谷の高年俸トリオの故障さえなければペナントレースに食い込めそう。MLB・comが29日、大谷をMVPとサイ・ヤングのダブル受賞としたが、私はMVPだけだと思う。デグロムら大型補強のレンジャーズもエンゼルスと同じで故障者なければ面白い存在。藤浪晋太郎入団のアスレチックスは、相手の選手にとってこのカードでいかに成績を上げるか。

 【総評】ヤンキースがリーグ優勝一番手でアストロズが続く。MVPは大谷翔平、サイ・ヤング賞はコール(ヤンキース)と見る。

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