磐田が公式戦5戦ぶり勝利 MF松本昌也が2戦連発 DF松原后は移籍後初ゴール…今季初完封勝ち

スポーツ報知
前半、右サイドを突破する磐田の松本昌也

◆明治安田生命J2リーグ▽第6節 磐田2-0栃木(29日・ヤマハ)

 ジュビロ磐田は栃木を2―0で下し、公式戦5試合ぶりの白星を挙げた。前半16分にMF松本昌也(28)が先制ゴールを決めると、後半にも加点。今季初の無失点勝利を飾った。

 公式戦5試合ぶりの勝利だ。ホーム・ヤマハでのナイターは今季初。まだ肌寒さが残る中、集まった5868人のサポーターが磐田イレブンに熱い歓声と拍手を送った。

 序盤からサックスブルーのユニホームが躍動した。前半16分、左サイドをMFドゥドゥ(26)が突破。パスを受けたMF金子翔太(27)が中央へクロス。ニアーに走り込んだFW後藤啓介(17)がマークについた栃木DFと一緒につぶれると、フリーの松本が中央に走り込み、豪快に蹴り込んだ。

 背番号14のゴールは今月18日の清水戦に続く、リーグ戦2試合連発。後藤に並ぶチームトップタイの3点目だ。両手を広げて喜ぶ松本に、後藤も手を挙げて応えた。

 後半に続いたのがDF松原后(26)だ。20分、左サイドでボールを持つと、マークを1人かわして利き足と逆の右でミドル。これがクロスバーの下側に当たってネットを揺らした。昨年7月、シント=トロイデンVV(ベルギー)から完全移籍で加入。これが磐田での公式戦初ゴールとなり、「相手も左を警戒していたので右で打った。得点が勝利につながってうれしい」と話した。

 ルヴァン杯を含めて今季ここまで7試合ですべて失点していたが、ようやく完封勝利も挙げた。「0点で終えられて、一歩踏み出せた」と横内昭展監督(55)。松原も「課題のセットプレーも集中して守れた」と手応え。中2日で大分戦(4月1日、レゾド)が待つが、この勢いで勝ち点3を取りに行く。

(里見 祐司)

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