30日の日本ハム戦で開幕投手を務める楽天・田中将大投手(34)が、今季の12球団最速白星に意欲を示した。駒大苫小牧高で3年間を過ごした北海道でのシーズン初戦。「開幕の1発目、新球場1発目。自分も縁がある北海道の地で投げられるというのは非常にうれしい」と気持ちを高ぶらせた。
初めて足を踏み入れたエスコンフィールドでは投内連係でマウンドの感触を確認。「これまでいろんな球場で投げてきてるので、何か慌てることはない」と冷静な口調で対応に自信を見せた。
05年には甲子園で全国制覇を果たすなど、青春時代を過ごした北の大地。「143分の1だとは思いますけど、シーズンの1発目。さあここから始まるってところなので大事なゲーム」と位置づけた歴史的一戦。日米通算6度目の大役で最高の結果をチームにもたらす。(内藤 菜月)