日本陸連は29日、ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ2の表彰式を都内で行った。女子チャンピオンの松田瑞生(ダイハツ)は「昨年は2位だったので、今回は優勝できて素直にうれしく思います」と笑顔。男子チャンピオンの其田健也(JR東日本)は「結果を残すことができて非常にうれしいです」と喜んだ。
松田と其田は8月の世界選手権(ブダペスト)の出場も確定しているが、10月15日のパリ五輪日本代表選考会のMGCも出場予定。間隔が2か月足らずの厳しいスケジュールとなるが松田は「世界選手権は賞金がかかっているのでアフリカ勢がけん制し合わない印象がある。トップレベルと戦う機会があるのは、私の経験にもなると思う。あとのレースを考えるよりも今近くにあるレースで結果を出すことを考えたときに、世界選手権で勝負したいと思った」と語った。
さらに松田は「私自身もう少しで競技を引退するので、挑戦する姿を応援してくださっているみなさんに見せたいという思いが強い。後悔ないように終わりたいです」と明かす。昨年9月に一般男性と結婚した松田は「年齢的に。3人子どもを産みたいので、年齢的にもうすぐ終わりかなみたいな」と話した。