【ヒルマニア】WBC開催年は日本人選手がワールドシリーズ出場…WBCとの初“W世界一”を期待

大谷翔平
大谷翔平

 日本人選手がワールドシリーズ(WS)に出場したのは過去14人で、2020年の筒香嘉智外野手(レイズ)が最後。ここ2年間は大舞台に登場していない。しかし、今年は日本人選手がWSに出場する、と断言する。

 WBCが開催されたシーズンを振り返ってみると、06年が田口壮外野手のカージナルス(優勝)、09年松井秀喜外野手のヤンキース(優勝)、13年上原浩治、田沢純一両投手のレッドソックス(優勝)、そして17年はダルビッシュ有、前田健太両投手のいたドジャース(敗退=優勝はアストロズ)が進出していた。つまりWBC開催年は、日本人選手がWSに出場しているデータがあるのだ。

 23日のメジャー公式サイトは30球団の格付けを行い、戦力的に見て9つのグループに分けた。それによると、第1グループはパドレス、ヤンキース、アストロズ、メッツ、ブレーブス。日本人選手所属はダルビッシュのパドレス、千賀のメッツの2球団だけで、大谷所属のエンゼルスは第5グループだった。同地区には昨年世界一となったアストロズ、21年ぶりにポストシーズン(PS)に進出したマリナーズが控えており、14年以来のPS出場は簡単ではない。

 さて、同一年にWBC優勝と日本シリーズ優勝経験者は、小笠原道大(日本ハムと巨人)が2度。ほかに09年に巨人の選手が阿部慎之助ら4人いる。

 しかし、WBC&WSの“W世界一”を達成した日本人選手はまだいない。他国を見ると、13年のドミニカ共和国のメンバーはゼロだが、17年の米国メンバーでは同年初の世界一となるアストロズから2人出場していた。

 投手のルーク・グレガーソンはWBCで準決勝の日本戦を含め4試合で3セーブ、4イニング無安打と影のMVP的存在だったが、WSでは5試合登板もホールドもセーブなし。内野手のアレックス・ブレグマン内野手はWSでは4本塁打10打点の活躍も、WBCでは控えに甘んじて2試合4打数2安打だった。

 メジャーから侍ジャパンとして活躍したヌートバーを含む4選手が、ダブル優勝の栄誉にたどりつけるのか楽しみだ。(蛭間豊章=ベースボール・アナリスト)

蛭間 豊章
 (ひるま・とよあき)1954年3月8日、埼玉県生まれ。名門・大宮高野球部は1年で退部したが、野球への愛着が募り、73年報知新聞社入社。記録記者、MLB専門記者と野球一筋。野球知識検定3級。ウェブ報知内のブログ「ベースボール・インサイド」(https://weblog.hochi.co.jp/hiruma/)や野球コラムも執筆中。愛称は「ヒルマニア」。

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