ソフトバンク・藤本博史監督が28日、開幕構想の一端を明かした。この日からペイペイDで全体練習を再開。侍の2番打者としてWBC優勝に大きく貢献した近藤も合流し、開幕に向けて本番モードだ。
「三塁・栗原、遊撃・今宮、一塁・(中村)晃、捕手・甲斐、左翼・近藤、中堅・?、右翼・柳田、二塁・?、DHも空いてます。そこの3つをうまく回していけたらなという感じですね、今のところ。勝ちながら世代交代ということも考えたら、正木は使っていきたいなと思ってますけどね」
鍵になるのは“空席”の二塁、中堅、DHの3ポジション。正二塁手候補筆頭だった三森が不振のため2軍降格となり、侍ジャパンから帰ってきた牧原大、周東の2人も二塁、中堅の競争に加わることになる。
指揮官は「三森がこういう状態で2軍に行ってしまったので。今1番打つとしたら牧原大、周東というところになってくるのかな。今日、明日の2軍の試合を見てスターティングメンバーも決めていきたいと思います。周東は外野全部できるし、二塁もできる。そういうところで勝負していくと。WBCのメンバーとはみんな個人個人、帰ってきて話をしたんで。1年間絶対必要な選手だし、当然レギュラーも取ってもらいたいと全員に話してます」と明かした。
日本代表でも主力として活躍した近藤以外の甲斐、牧原大、周東はこの日から2試合、打席数確保のため2軍戦に出場して調整する予定。開幕戦は31日のロッテ戦(ペイペイD)。上林らオープン戦で結果を残した選手もいるが、果たして誰がスタメンに名を連ねるのだろうか。