日本バレーボール協会は27日、都内で会見し、今季の女子日本代表の登録選手40人を発表。5位に入った昨年の世界選手権代表の古賀紗理那(26)=NEC=らに加え、登録最年少16歳で12年ロンドン五輪銅メダルの大友愛さん(41)の長女・秋本美空(東京・共栄学園1年)、最長身196センチの小林エンジェリーナ優姫(23)=米ウィスコンシン大グリーンベイ校大学院=ら新星を含む12人が初選出された。
24年パリ五輪への戦いが本格化する。五輪予選(9月16~24日、東京)に向けて、真鍋政義監督(59)は「必ず五輪出場権を獲得したい」と決意。新星の秋本、小林に“秘密兵器”として期待し「秋本はバランスの取れた将来日本を背負っていく選手。小林の高さは日本に欲しい」。五輪予選と開催時期が近いアジア大会(9月28日~10月8日、中国・杭州)などでの活躍が求められる。(宮下 京香)
◆バレーボールの親子五輪出場 男子では南将之(故人)、長男の克幸が初の親子五輪同競技代表。父は3大会に出場し、64年東京で銅、68年メキシコ市で銀、72年ミュンヘンで金メダル。克幸は92年バルセロナ6位。また、64年女子金メンバー磯辺サタの長男・丸山繁守は88年ソウルの競泳男子背泳ぎ代表。
〇…日本代表・真鍋監督は、主将について「新婚の古賀でいきます」と話し、報道陣を笑わせた。古賀の起用は昨年に続いてのもの。「Vリーグを見ていても、彼女のブロックは、サイドアタッカーとして世界の5本の指に入る」と、エースの成長を評価。古賀は昨年、日本代表男子のエース、西田有志(23)=ジェイテクト=との結婚を発表した。