２５日ルヴァン杯１次Ｌ、磐田対札幌の勝ち越し点が訂正…札幌の１７歳ＦＷ出間思努のＪ公式戦でのクラブ最年少得点は“幻”に

◆ＹＢＣルヴァン杯　▽１次リーグＡ組第２節　札幌３―２磐田（２５日・ヤマハ）

　Ｊリーグは２７日、２５日に行われたルヴァン杯１次Ｌ・Ａ組第２節の公式記録にて、北海道コンサドーレ札幌が勝利を決めた３点目の得点者を、ＦＷ出間思努（いずま・しど、１７）＝札幌Ｕ―１８、２種登録＝から、ＦＷミラン・トゥチッチ（２６）に訂正した。

　該当の得点は、２―２の後半５３分、ＤＦ馬場晴也（２１）のミドルシュートに対してゴール前で札幌の選手たちが反応し、コースを変えてネットを揺らしたシーン。チームにとってドロー目前で勝利につながった大きな得点は当初、この日がトップチームでの公式戦デビューだったＦＷ出間が左かかとで合わせたものとされていたが、この日、ＦＷトゥチッチが右足で触ったものと訂正された。

　これにより、出間によるクラブのＪ１、２リーグを含むＪ公式戦の最年少得点記録（当日は１７歳９か月１０日）更新は幻に。強心臓ぶりを発揮して一躍名前を売った新星だけに、次戦以降で正真正銘の最年少弾を決めるかにも期待は懸かりそうだ。

◇札幌の各大会での最年少得点

Ｊ１→新居辰基（０２年４月２０日対鹿島、１８歳３か月２９日）

Ｊ２→三上陽輔（１０年１０月１６日対甲府、１８歳５か月１１日）

ル杯→榊翔太（１２年４月４日対横浜Ｍ、１８歳８か月１日）

※天皇杯→藤田征也（０３年１１月３０日対尽誠学園高、１６歳５か月２８日）