巨人の中川皓太投手が26日、G球場でブルペン入りし、復調ぶりを示した。昨季は開幕前に発症した腰痛に苦しみ続け、実戦復帰はかなわなかった。この日は、力強い直球に変化球も交えながら、ブルペンで捕手を座らせて31球。「(体は)問題なくきている。時間をもらっているので、万全の状態で戻れるように調整したい」と言葉に力を込めた。
育成契約となった今季、2月の春季キャンプでは序盤からブルペン入りするも、中盤からは調整ペースを落とした。「投げられる状態ではあった」と、万全を期すための選択だった。今月上旬からはブルペンでの投球練習も再開。実戦復帰についてはまだ未定だが、「そんなには遠くないと思う」と見据えている。
早期の支配下復帰、1軍合流を目指しつつ、「焦ってやって、やっぱりだめというのは一番良くない。急ぎつつ、慎重にやっていければ」。通算212登板の頼れる左腕が、復活ロードを一歩ずつ進めていく。