中村倫也、女っ気なし自然体、宣言通り驚かされた電撃婚...水卜麻美アナと結婚、担当記者が見た素顔

　俳優の中村倫也（３６）と日本テレビの水卜麻美アナウンサー（３５）が２５日、電撃結婚を発表した。これまで中村、水卜アナのインタビューなどを担当してきた記者が２人の素顔や人生観について明かした。

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　中村が主演した日本テレビ系「美食探偵　明智五郎」（２０年）でのインタビューを思い出す。取材２日前に新型コロナ感染拡大の影響で緊急事態宣言が発令。急きょ対面から当時は珍しかったリモート取材に切り替わった。当日、慣れない状況に周囲からピリピリした空気が漂うなか、中村は「え？　何これ？　こんにちは～。海外と中継してるみたい」。満面の笑みで画面越しの記者に手を振り、張り詰めた空気を柔らかくほどいてくれた。困難な状況下でも人生を楽しめる人なんだ、と好感を抱いた。

　事務所の後輩・松坂桃李、菅田将暉が戦隊シリーズなどで華々しくデビューするのを横目に、長い下積みを経験。舞台などで地道に実力をつけ、ＮＨＫ連続テレビ小説「半分、青い。」（１８年）をきっかけに知名度がうなぎ登りした。

　念願のブレイクをしたが、関係者は中村を「女っ気がない」とも心配していた。当時は事務所の松坂桃李、菅田将暉も独身だったため「長男（＝中村）が結婚しないと、下がつかえる」というジョークまで聞こえた。映画関係者は「撮影に来る時も変装する姿は見たことがない。いつも自然体。自分のペースを大事にする人なので、結婚すると聞いて正直驚いた」と話す。一方で「子役と共演した際も子どもの目線に合わせて会話する姿がとても印象的。きっといい家庭を築きそう」と祝福する。

　冒頭のインタビュー時、中村は俳優生活１５周年だった。「過去に興味がない。これからの１５年でどうやって驚かせようかな」と話していた。宣言通り、世間をあっと言わせた結婚発表。記者は新婚の２人を想像すると、中村が教えてくれたしょうが汁も一緒に浮かぶ。

　「にんにく、しょうが、ネギの青い部分を炒（いた）め、鶏ガラをとって、鶏肉と大根をいちょう切りにして、ひたすら煮る。風邪の引き始めに飲むと、風邪をぶっ壊せる」

　中村の役者生活を支えた一品が、今後は食べることが大好きな愛妻の力の源になりそうだ。（水野　佑紀）