◆第95回センバツ高校野球大会第6日 ▽2回戦 東邦6―3高松商(25日・甲子園)
4年ぶり31度目出場の東邦(愛知)が高松商を下し、優勝した19年以来4年ぶりの16強入り。中京大中京と並んでトップタイの春58勝目を挙げた。
主将で4番の石川瑛貴(てるき、3年)は4回に勝ち越しとなるタイムリー二塁打を放つなど、3本の二塁打で猛打賞をマーク。「初球から打ちにいけたので良かったです。(勝ち越し打の第2打席は)真辺が自分の前に打ってくれたので、とても気持ちが楽で積極的に打ちにいくことができました。自分がやってきたことを出せればいいなと思っていたので、あの打席はしっかり粘って打つことができたのでよかったです」とうなずいた。
頼れる4番は、中日・石川昂弥内野手を兄に持つ。「試合前にラインで『頑張れよ』っていうことを毎回言ってくださっているので、とても力になります」と19年に同校でセンバツ優勝を経験している兄からの激励の言葉に感謝した。
東邦は27日の第3試合で、報徳学園(兵庫)と対戦する。「強いチームなので、自分たちのやることを変えずにしっかり積極的に打ちにいって、守備では粘るということができれば勝てると思います」と次戦を見据えた。