坂本花織、意地の連続技で2連覇 中野園子コーチ「締めたのはえらかった」 5位の三原舞依は「足が痛かった」

スポーツ報知
演技前の坂本花織に言葉をかける中野園子コーチ(カメラ・宮崎 亮太)

◆フィギュアスケート ▽世界選手権 第3日(24日、さいたまスーパーアリーナ)

 女子フリーが行われ、昨年大会覇者でショートプログラム(SP)首位の坂本花織(シスメックス)が、145・37点の合計224・61点で優勝。日本勢初となる2連覇を飾った。

 競技終了後、取材に応じた中野園子コーチは坂本の演技について「ビックリです。もう少しはやると思った」と厳しい評価。「まずスピードはもうちょっと出してほしかった。来年はきっちりやると課題が残ったので、そのためには良かったなと思います」と話した。

 後半のフリップが、空中で回転が抜けて1回転となったが、坂本はその後、3回転トウループをつけた。意地で連続ジャンプにしたことには「あのトウループをやってなかったら、フリーで点数が足りなかった。あれをとっさにちゃんと締めたのはえらかったです」とほめた。3連覇が懸かる来年の大会に関して「(3連覇を)やって気持ち良く来年は終わりたい」と目標を据えた。

 また、5位だった三原舞依については「三原はちょっと足が痛かった」と状態が万全でなかったことを明かした。フリーの演技を「最後まで滑れて良かったねという感じです。不調だったので、最後まで彼女なりに頑張りました」とねぎらった。

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