◆オープン戦 オリックス―阪神戦(24日・京セラドーム)
オリックス・山下舜平大投手が先発し、6回3安打2失点で7奪三振の好投を見せた。31日の西武戦(ベルーナD)で開幕投手を務めることが決定的で、上々の最終調整のマウンドとなった。
初回先頭の近本の打席で自己最速タイ158キロをマークするなど、立ち上がりからエンジン全開。失点シーンは4回1死一塁から大山に浴びた左中間への2ランのみ。自慢の剛速球とカーブ、フォークを効果的に織り交ぜ、危なげなかった。昨季ウエスタン・リーグで2度あった自己最長の6イニング目も150キロ超を計測し、ノイジーはフォーク、大山はカーブで三振斬り。球数は今季最多の90球をこなした。
この日も無四球にまとめる安定感で、オープン戦は4登板で計15回1/3を4失点、23三振、1四球の好成績だ。高卒3年目右腕が、1954年の梶本隆夫(阪急)以来、球団69年ぶりとなる1軍初登板での大役へ、視界良好だ。