第5回WBCで14年ぶりに世界一となった侍ジャパンの戸郷翔征投手が24日、試合前の1軍練習に合流。キャッチボールやランニングなどで体を動かした。練習後の取材では「本当に世界一がチームの1番の目標だったので本当に世界一になれてそれに少しでも貢献できたと思ってるんで、本当に自分の力を出し切れたと思います」と振り返った。
WBC決勝・米国戦では先発・今永の後を受けて1点リードの3回から2番手で登板。先頭の2番・トラウトは直球を続けて追い込むと、最後は140キロのフォークで空振り三振。3番・ゴールドシュミットもフォークで左飛に封じた。2死からアレナド、シュワバーに連続四球を与えて一、二塁のピンチを背負ったが、最後はこの試合で2回に先取点となる左越えソロを放つなど絶好調のターナーを、フォークで空振り三振に封じてガッツポーズ。「始まる前から言ってましたけど、トラウト選手と対戦したいと思っていて、1番最初にかなって、しかも三振で、取れたので、本当に良い思い出にもなりましたし、そこでガッツポーズしちゃったぐらいうれしかったので、本当にそういう機会をいただけて感謝してます」と振り返った。
今大会2試合に登板し、5回2安打1失点、防御率1・80をマークをマークし、2009年の第2回大会以来、3大会ぶり3度目の優勝に貢献。今後はチームで開幕へ向けて調整を進める。「今年のチームスローガンの奪回というのを目標に、リーグ優勝、日本一、目標に向けてしっかりやっていきたいと思います。個人としては沢村賞という大きな目標があるのでそれを必ず獲得するという気持ちで強い意気込みでシーズンに挑みたい」と力を込めた。