【侍ジャパン】栗山英樹監督が番組の3つの質問に回答「センターラインがテーマ」とヌートバー抜擢を説明

栗山英樹監督
栗山英樹監督

 第5回WBCで14年ぶりに世界一となった侍ジャパンが23日午後4時ごろ、チャーター機で成田空港に到着した。成田市内で会見を行った栗山英樹監督は同日のテレビ朝日系「報道ステーション」に凱旋帰国後初のメディア生出演を行った。

 番組では「スポーツ班が注目した3つの采配」と題して栗山監督に質問を投げかけた。

(1)1番ラーズ・ヌートバー:なぜ呼んだのかについては「センターラインに超一流選手がだいぶ年齢を重ねていく時代にあってセンターはひとつテーマだった」と明かした。ヌートバーは「話をした瞬間にめちゃいいやつだし、大好きになると僕は思えたんでいけると思ったんです。使って結果が出なければ代えることは考えますけど、この思い切りの良さと全力プレーっていうのは切り込み隊長にピッタリだったんでまずは1番でいきたい、センターでいきたい」。中堅手は両脇の左翼手、右翼手に声をかける役割もあるが「僕はいけると思ったんで。案の定できましたね」と振り返った。ペッパーミルのパフォーマンスなどで人気を得たが、「(パフォーマンスは)そこまでは(想像)できなかったです。僕も大会中、ずーっと感動していました。彼の一生懸命さを見ると涙が出てくる。それは皆さん感じてくれたかな」とした。

(2)準決勝の投手リレー:先発・佐々木朗希投手の後に、山本由伸を継投させた。「この2人だったら何とか試合を2人で勝ち切ってくれるのじゃないかというのも僕はあったので、あえてここで勝負するべきだと思いましたね。あまり決勝のことは考えてないというか、今日一生懸命じゃなかったら明日はないので、何かを取っておいて負けたらバカなことはないので」と説明。佐々木ー山本の順に投げさせたことは「2人目が難しいんですよ。準備かとか。(山本)由伸はリリーフもやっていたので」と経験値で決めたという。

(3)決勝の継投:今永投手は調子が良かったが「ものすごく緊張で試合前話していることをよくわかっていなかった。全員緊張するんです、若い人も経験ある人も。だったらボールが勢いあってプラスα生まれるような人を、若い人がいったほうが可能性が高い」と戸郷ー高橋宏ー伊藤ー大勢とつなげた。ただ「マウンドにピッチャー交代でいくようにしていたけど、話、聞いていない」と素通りしていたと明かした。その中で伊藤大海が「一番安定感があった」とも話した。

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