横浜FC控え組、順大戦での敗戦を悔しがる…GK遠藤雅己「イレギュラーが起きた時の対応力がまだまだ足りない」

スポーツ報知
横浜FC(水色ユニホーム)と順大の練習試合

◆練習試合 順大2(0―0、2―0)横浜FC(23日・保土ケ谷公園サッカー場)

 横浜FCの控え組が順大と練習試合(45分×2)を行い、0―2で敗れた。前半から押し込まれる場面が目立ちGK遠藤の好セーブなどでしのいだが、ユース選手も多く入った後半に2失点した。

 四方田修平監督はスタンドから視察した。公式戦の出番が少ない控え組が、サポーターの前でプレーするのは貴重な機会だった。「こういう試合機会を作って、観客やメディアが見ている中でやれるのはいいこと。チームのコンセプトを共有するためにもよかった。ユースと共にやっていこうとチームで話している。たくさんのユースの選手と一緒にやれた」と話した。

 ただ、試合自体は押し込まれる場面も多く、決定機は少なかった。前半はMF小川慶治朗が流動的に動いて、左右のサイドハーフで入れ替えるなどしたが、26日にはルヴァン杯・神戸戦(ニッパツ)に出場する可能性がある選手は出場時間が短めだった。小川慶は「(公式戦出場の)可能性は常にあると思ってやっている。いい準備をして臨みたい」と週末に向けて意気込んだ。

 一方、ルーキーのDFヴァンイヤーデン・ショーンにはほろ苦い敗戦となった。積極的に前にボールを運び、前線にスルーパスを通す場面などもあったが、結果的に2失点だった。「今日は絶対に負けられない、やってやろうと昨日からみんなで話していた。結果的に負けたのは足りない部分があった。やらないといけない、というのは先輩の慶治朗さんや(武田)英二郎さんが言ってくれてファイトはできた。(個人では)武器のヘディングだったり、ビルドアップだったり、つぶすプレーは少しは出せたと思うけど、結局0―2で負けたのは責任を感じる」と振り返った。

 明大から加入したGK遠藤雅己は出場中に1失点。交代した後も、ベンチの前に出て、ピッチの選手にアドバイスする熱い姿勢も見せた。「(個人的には)今日は体も動いて、ボールも見えていいセーブも多かったと思う。でも自分がいいセーブをしているということは、チームとしては悪い状況」と振り返り、「日頃からやっているけど前線が(プレッシャーで)ゴーをかけた瞬間に後ろがついていけてなかったり。サイドを変えられてスライドが間に合っていなかったり。イレギュラーが起きた時の対応力がまだまだ足りないと、後ろから見ていて感じた。ズレが起きたときにやられてしまった」と明確な課題を挙げていた。

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